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お竹さんは心配症

『ごうのとら』と『こって牛』

新年早々(でもなかったかな?)実家の親父殿から電話がありました。

『ごうのとらっちゃなんぞ?(ごうのとらって何?)』

ごうのとらとは、うちの大虎姉さん(妹)のことです・・・半分ウソです(笑)
親父殿の話によると、『ごうのとら』とよく聞くけど、暦にそんなものはない。
昭和49年はごうのとらという話も聞くが、真相はどうなんだろうということでした。

私も、よく『ごうのとら』という言葉を使いますが、意味まで考えた事なかったです。
漠然と、気の強い寅年生まれの人の事を言うのだと思ってました。

『ごうのとら』という言葉、広辞苑にも、その他国語辞典にも掲載されていません。
もちろん、暦にも『ごうのとら』なんてものは存在しません。
では一体、『ごうのとら』とは何なのか?

調べてみると、どうやら『五黄の寅』が、いつのまにか『ごうのとら』になったという説が
一番納得がいくような気がします。

五黄とは九星の一つで、九星とは
九紫・八白・七赤・六白・五黄・四緑・三碧・二黒・一白からなります。
当然、9年に一度めぐってきます。

寅年はいわずもがな、十二支の一つで、12年に一度めぐってきます(今年がそう)
この二つが重なる年がいわゆる『五黄の寅年』で、最近ですと
大正3年・昭和25年・昭和61年 となります。昭和49年は『五黄の寅』ではありません。

ちなみに、五黄の寅は、9年と12年の最小公倍数ですので、36年に一度めぐってきます。
次の『五黄の寅年』は西暦2022年、平成34年となります。

ではなぜ、うちの大虎姉さん(妹)のように、五黄の寅年ではない人が
『ごうのとら』といわれるようになったのか?

一般的に寅年生まれの人は運気が強く、気も強いといわれます。
密林の王といわれる虎の巡りの年なので、そう言われているのでしょう。
また、『五黄(ごおう)』がいつしか『ごう』に変わり、これに『剛』とか『強』の字をあてはめ
『剛の寅』とか『強の寅』といわれるようになったのではないかという話です。

このように、本来の意味とはかけはなれた意味で一般化している日本語は
わりと沢山あるみたいですね。(天下りもそう)

ちなみにお竹は丑年生まれで、よく『こって牛』といわれます。
この『こって牛』も、地方によって色々あるようですが総じて
『力の強い、立派な牡牛♂』のことをいうのが一般的なようです。

牡牛♂ということなので、女の私には当てはまらないと思うのですが
なんとお竹は『牡牛座♂』・・・。
丑年に牡牛座で腰の重さと鈍さにかけては超一流!
・・・やっぱこって牛なんか?(;^ω^)

※沢山のコメント、本当にありがとうございます。全てありがた~く読ませていただいております。


↑ありがとうございます

by nyayu2648 | 2010-01-06 11:24